ぜんぶ

ぜんせいぶつの文章

TXQ FICTION第5弾はかなり期待するのでガチで頑張ってくれないと私は泣くというか今泣いている

↓これの話をするね

テレビ東京が作っている『TXQ FICTION』(2024-)というクソつまらないホラー番組のシリーズがあり、不定期で1シリーズに30分くらいの枠で3回、4回とか放送する短編のフェイクドキュメンタリードラマで、なんかそこそこ人気があり面白いってことになってる。
このシリーズのプロデューサーというかディレクションとかにも関わっている中心人物である大森時生は、BSテレ東で放送された『このテープもってないですか?』(2022)というこれもまあつまらない番組で注目された若手の作家。『このテープもってないですか?』という番組はMCにいとうせいこう等が出演する、昔のビデオの映像を振り返るという設定のホラードラマでやっぱりフェイクドキュメンタリー。一見普通の番組なのだが段々と異常なことが起こり始めるという、そういうのは昔からたくさんあって楽しいよね、私も好きわかるわかるのやつ。
『TXQ FICTION』はそんな大森時生が、これまたフェイクドキュメンタリーの映像作品をいくつも制作しているYouTubeチャンネル『フェイクドキュメンタリーQ』(2021-)のスタッフと組んだシリーズ。
『フェイクドキュメンタリーQ』のスタッフには、映画『ミッシングチャイルドビデオテープ』(2025)の近藤亮太や、心霊スポット行きまくりYouTubeチャンネル『ゾゾゾ』の仕掛け人である皆口大地などがおり、ホラーコンテンツファンたちにとって、今おもしれー才能があつまって怖いエエもんつくってて怖エエねって感じだったりしていたのがもう3年くらい前の話。
『フェイクドキュメンタリーQ』が始まるきっかけとなったのが、スタッフの一人である映像作家の寺内康太郎が名古屋テレビ放送「メ〜テレ」の放送枠である「エンタメ〜テレ☆シネドラバラエティ」で、これまたフェイクドキュメンタリードラマを作った際に、っていうかフェイクドキュメンタリーって文字打つの面倒くさくなってきたなにこれこわい、そういうドラマ『心霊マスターテープ』(2020)『心霊マスターテープ2〜念写〜』(2020)を制作したときに、このドラマがホラーコンテンツを制作するスタッフたちが本人役で出演しまくるという奇妙なドラマであったということもあり、『ゾゾゾ』のメンバーも出演したことで、そこで寺内と皆口は知り合ってなんか面白いことしましょうってそれが『フェイクドキュメンタリーQ』になったらしい。
寺内康太郎という映像作家は実写映画『マリア様がみてる』(2010)の監督だったりするのだが実写版マリみての存在はなんかそこそこ有名だが監督自体はその後に制作する『ほんとうに映った!監死カメラ』(2012-2019)という(今はもう存在自体が忘れされれている)レンタルDVDとかで見られる用につくられてるホラーシリーズで知られていたりする。『ほんとうに映った!監死カメラ』は、わかる人にはわかると思うが『ほんとにあった! 呪いのビデオ』(1999-(驚くことにこのシリーズは今も続いている))のパクリみたいなシリーズで、画質の悪い映像に幽霊がちょっと映って「お分かりいただけただろうか…」みたいなやつをやっているんだけれど注意深く見るとすこぶるシュールなコメディをやっていることがわかるまじ渋いヤツ。『ほんとにあった! 呪いのビデオ』フォロワーみたいなシリーズは結構たくさんあり、『ほんとにあった! 呪いのビデオ』含めそれらすべてがフェイクドキュメンタリーであり、そして番組出演者が番組制作スタッフ(という設定と一応言っておく)で、それは低予算でコンテンツを作れるとか理由があるのだと思うが、そういう奴らを集合させたドラマが先述した『心霊マスターテープ』シリーズで、心霊アベンジャーズとかふざけたことを言っていたがこれが面白いわけ。フェイクドキュメンタリーの中に登場する番組制作者たちが勢揃いしたフィクションのドラマなわけだけれど、この短い文章でもう頭がこんがらがるようなメタフィクション感があるのに何もメタフィクションじゃないという変なことを面白い作品にできる才能が寺内康太郎だったのに、TXQなんちゃらとかやっててさあまじどうなんって思っているわけですね、ファンなので。ってところで話は戻るんだけど神木龍之介をテーマにフェイクドキュメンタリーホラーをするってもうこの時点で勝ち企画じゃん。最高だと思う。もう面白い。見なくても良い。もう面白いから。
実際、大森時生を中心としたテレ東のホラー企画(展覧会等ふくめ)は人気があってとてもよろしいのだけれど、これに追われて色々な才能が窮屈な立場に置かれているように思えてならない(小説家の梨とか)。その最たるものがフェイクドキュメンタリーQ関係者で、まあ彼らは他にも色々仕事してるのは知ってるけど、どう見ても『TXQ FICTION』で忙しそう。でも『TXQ FICTION』がマジで面白くない。でも第5段の神木龍之介はこのシリーズ(というかテレ東のここ数年のこういうやつ)がもっている窮屈さも、これに関わっているスタッフに感じる窮屈さも、打破してくれそうな気配を感じる。可能性がある。というかさ、神木龍之介がこのシリーズのファンとかでぜひ自分で!みたいなノリなんでしょ、どうせ。後日そういう対談だかインタビューだかが出るんだ知ってるし視えてるんでもうそういうのはとりあえず全部どうでもいいので第5弾でなにか空気を変えてくれなきゃ私が困る。何に困るのかはわからんが。